スタッフインタビュー
STAFF INTERVIEW
修志会で働くスタッフの声
- 看護師
- 医療法人修志会
- りあん訪問看護ステーション綾瀬
- 所長 李 應柱
訪問看護師として働く魅力とは?
訪問看護に興味を持ったきっかけは、病院勤務での経験です。脳外科病棟に3年半、オペ室に4年間勤務し、患者さんが入院から退院までを支える一連の流れを経験する中で、「退院後の生活を支える医療」に関心を持ちました。入院せずとも在宅で安心して過ごせる医療があれば…、そう考え、在宅医療の世界へ踏み出しました。
病院ではどうしても業務に追われ、患者さんとじっくり向き合う時間が限られます。その点、訪問看護は一人ひとりにしっかり時間をかけて向き合い、生活の場で必要な医療を提供できるのが大きな魅力です。患者さんが「自分らしく生きる」ことを支え、深く信頼関係を築くことができる。訪問看護は、人と人とのつながりを最も感じられる仕事で、病院ではなかなか構築しづらい関係性を築けることに魅力を感じています。
病院ではどうしても業務に追われ、患者さんとじっくり向き合う時間が限られます。その点、訪問看護は一人ひとりにしっかり時間をかけて向き合い、生活の場で必要な医療を提供できるのが大きな魅力です。患者さんが「自分らしく生きる」ことを支え、深く信頼関係を築くことができる。訪問看護は、人と人とのつながりを最も感じられる仕事で、病院ではなかなか構築しづらい関係性を築けることに魅力を感じています。
訪問看護で感じるやりがいは?
やりがいを感じる瞬間はたくさんありますが、やはり一番は患者さんやご家族から感謝の言葉をいただくときです。「来てくれてうれしい」「顔を見ると元気が出る」と言っていただけると、この仕事をしていて本当によかったと感じます。
私は患者さんと「向き合う」というより、「会いに行く」という気持ちを大切にしています。あまり構えすぎるとお互いに緊張してしまいますが、「来るのを楽しみにしていたよ」と言われるような関係を築けると、会うだけで安心してもらえるのだと実感します。その言葉が、私のエネルギーの源です。
薬や身体のことに詳しい“先生”ではなく、「信頼できる身近な存在」として受け入れてもらえるような距離感の中で、看護師としての強みを活かし、安心と元気を届けられることが、訪問看護の何よりのやりがいです。
私は患者さんと「向き合う」というより、「会いに行く」という気持ちを大切にしています。あまり構えすぎるとお互いに緊張してしまいますが、「来るのを楽しみにしていたよ」と言われるような関係を築けると、会うだけで安心してもらえるのだと実感します。その言葉が、私のエネルギーの源です。
薬や身体のことに詳しい“先生”ではなく、「信頼できる身近な存在」として受け入れてもらえるような距離感の中で、看護師としての強みを活かし、安心と元気を届けられることが、訪問看護の何よりのやりがいです。

訪問看護の現場ではどのようなスキルや知識が必要?
基本的な看護技術はもちろん大切ですが、最も重要なのは「コミュニケーション力」です。どれほど看護技術が優れていても、患者さんとの信頼関係が築けなければ、「あの看護師さんには来てほしくない」と言われてしまうこともあります。患者さんと話すのが苦手な方には、訪問看護は合わないかもしれません。
訪問看護では、雑談の中から患者さんの小さな変化を察知する力が求められます。例えば、「昨日、大谷選手がホームランを打ちましたね」といった雑談をしている中で、「最近歩きづらい」「食事が進まない」といった生活の変化が語られます。会話の中から食事指導や服薬の見直しにつなげていくのですが、こうした自然な流れで助言やケアができるかどうかは、信頼関係と会話力にかかっていると思います。
また、患者さんの生活は長年の積み重ねでできており、急な変化を押しつけることはできません。認知症や生活環境の課題に直面する場面も多く、相手を尊重しながら少しずつ改善を促す忍耐強さと、多様な価値観への理解が欠かせません。
訪問看護では、雑談の中から患者さんの小さな変化を察知する力が求められます。例えば、「昨日、大谷選手がホームランを打ちましたね」といった雑談をしている中で、「最近歩きづらい」「食事が進まない」といった生活の変化が語られます。会話の中から食事指導や服薬の見直しにつなげていくのですが、こうした自然な流れで助言やケアができるかどうかは、信頼関係と会話力にかかっていると思います。
また、患者さんの生活は長年の積み重ねでできており、急な変化を押しつけることはできません。認知症や生活環境の課題に直面する場面も多く、相手を尊重しながら少しずつ改善を促す忍耐強さと、多様な価値観への理解が欠かせません。
訪問看護に携わってから、成長したと感じること
私は今も成長の途中にあると思っています。周囲の先輩方や多職種の皆さんから日々助言をいただきながら、育ててもらっているという感覚です。その中で「成長したな」「頼りにされているな」と実感できるのは、「李さんとは仕事しやすいから、またお願いね」と声をかけていただいたときです。患者さんやご家族だけでなく、ケアマネージャーさんや他職種の方々との連携を通じて、チームの一員として貢献できていると感じます。修志会は、理事長や専務をはじめ、スタッフ一人ひとりの自主性を尊重してくれる風土があります。自分で考え、実行し、フィードバックを受けて改善していくその過程が成長につながっています。「これしかやってはいけない」という枠はなく、地域特性に合わせた看護の工夫ができる自由度の高さも魅力です。自ら考えて行動することが評価されるこの環境が、私を大きく成長させてくれています。

在宅医療におけるチーム医療の重要さを感じるときは?
在宅医療では、チーム医療が非常に重要です。私が最も大切にしているのは情報共有です。患者さんお一人を支えるために、医師、看護師、ケアマネージャー、介護職、薬剤師など多職種が関わります。まるでスポーツチームのように、それぞれが役割を担いながら連携していくことが重要です。電話や情報共有ツール(MCS)を活用し、細やかなコミュニケーションを心がけています。
チーム医療の中心は、あくまで患者さんご本人です。ご家族の意向と医師の方針が異なる場合には、看護師が調整役となって双方の意見をすり合わせることもあります。多職種が連携し、患者さんとご家族が安心して生活できる状態をつくることが、チーム医療の理想だと感じています。
最期をご自宅で迎えたいと願う方々をサポートする看取りのケアでは、身寄りのない方から家族に囲まれた方まで様々ですが、どの方にも「その人らしい最期」を支えるために、チーム全員で寄り添うことが大切だと思います。
チーム医療の中心は、あくまで患者さんご本人です。ご家族の意向と医師の方針が異なる場合には、看護師が調整役となって双方の意見をすり合わせることもあります。多職種が連携し、患者さんとご家族が安心して生活できる状態をつくることが、チーム医療の理想だと感じています。
最期をご自宅で迎えたいと願う方々をサポートする看取りのケアでは、身寄りのない方から家族に囲まれた方まで様々ですが、どの方にも「その人らしい最期」を支えるために、チーム全員で寄り添うことが大切だと思います。
訪問看護の現場で働くことに興味がある人へのメッセージ
訪問看護というと、「病院勤務を経験してから行く場所」というイメージを持つ方も多いかもしれません。しかし、最近では学校を卒業してすぐに訪問看護の世界へ進む若い看護師も増えています。実際に越谷の事業所でも新卒の方を採用しています。もし「自分にできるだろうか」と迷っているなら、まずは一歩踏み出してみてほしいと思います。誰もが最初は不安を抱えるものです。私自身も最初から「看護師になりたい」と強く思っていたわけではありません。「悩むより、まずは動くこと」。それが一番大切だと思います。患者さんのご自宅へ伺うことに抵抗を感じる方もいますが、やってみなければ分からないことも多いものです。ぜひ一度、会いに来てください。不安なことは私たちがしっかりサポートします。あなたの「一歩踏み出す勇気」を、私たちは全力で応援します。

地域とともに歩む医療が、あなたの成長の舞台。
