ORTHOPEDIC SURGERY (OUTPATIENT CARE) 整形外科(外来)
整形外科(外来)では下記の診療を受け付けております。
整形外科
整形外科は首より下の運動器(骨、筋肉、神経など)に生じた怪我や病気を専門に扱う診療科です。また当院では年齢層も小児から高齢者まで幅広くカバーしています。治療法も内服薬や注射(特殊なブロック注射を含む)、リハビリなど多岐に渡るため、一人ひとりに合った治療法を適切に組み合わせて行っていきます。長く改善しない痛みや日常生活でお困りのことがある方はお気軽にご相談ください。
このような症状の方はご相談ください。
- 首や肩が凝る
- 腕が上がらない
- 首や肩、肘、手などの関節が痛む腰やひざが痛む
- ぎっくり腰を起こした
- むちうち症になった、寝違えた
- 手足がしびれる、浮腫む
- 筋肉がこわばる
- 突き指をした捻挫、骨折、打撲、脱臼をした
- 切り傷、擦り傷、やけどなどの外傷
症状別の主な疾患
全身の症状
- 運動器不安定症
- ロコモコティブシンドローム
- 関節リウマチ
- 痛風
- 骨粗鬆症
- ガングリオン
- 変形性関節症
- 骨折
- 捻挫
- しびれ
脊椎の症状
脊椎は身体を支える重要なもので、7つの頚椎、12の胸椎。5つの腰椎、仙骨(仙椎)、尾骨で構成されています。
脊椎の前方には椎体があり、その間にクッションの役目をする椎間板があります。その後方に頚椎から仙骨上部まで脊柱管があり、脊髄や馬尾神経がその中にあります。
様々なことで障害が生じ、いろいろな症状が発現します。
頸椎(くび)の症状
- 頚椎症
- 頸椎捻挫(寝違え、むち打ち症など)
- 頚椎椎間板ヘルニア
- 胸郭出口症候群
- 後縦靱帯骨化症・黄色靭帯骨化症
- 斜頸
- 側弯症
腰椎(こし)の症状
- 腰部脊柱管狭窄症
- 腰椎椎間板ヘルニア
- 腰椎すべり症
- 腰椎分離症
- 急性腰痛症(ぎっくり腰)
- 椎体骨折・圧迫骨折
- 変形性腰椎症
- 骨粗鬆症
- 側弯症
肩・肩周囲の症状
- 四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)
- 腱板損傷
- 石灰沈着性腱板炎(石灰性腱炎)
- 胸郭出口症候群
- 変形性肩関節症
上肢の神経障害
- 橈骨神経麻痺
- 尺骨神経麻痺
- 正中神経麻痺
- 前骨間神経麻痺
- 後骨間神経麻痺
肘周囲の症状
- 肘部管症候症
- 上腕骨内側上顆炎(ゴルフ肘)
- 上腕骨外側上顆炎(テニス肘)
- 肘内障
- 変形性肘関節症
手指周囲の症状
- 橈骨遠位端骨折
- ばね指(弾発指)
- 母指CM関節症
- へバーデン結節
- マレット変形
- 指の屈筋腱損傷
- 手根管症候群
- ドケルバン病
- ガングリオン
- デュピュイトラン拘縮
- 手指変形性関節症
股・膝周囲の症状
- 変形性股関節症
- 特発性大腿骨頭壊死症
- 大腿骨頸部骨折
- 骨盤骨折
- 変形性膝関節症
- 半月板損傷
- 膝靭帯損傷
- オスグッド病
- 腓骨神経麻痺
足周囲の症状
- 足関節捻挫
- 足関節骨折
- アキレス腱断裂
- 筋損傷・断裂(肉離れ)
- シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)
- 外反母趾
- 足底筋膜炎
- 痛風
外傷
当院では、打撲、骨折、捻挫など、日常的によく見られる様々な外傷の治療を行います。
ぶつかったり、転倒するなど、外部から過度の力がかかると、皮下組織や筋肉などの軟部組織を損傷してしまいます。損傷した筋肉を修復するために炎症をが起き、赤み腫れたり、熱をもったりします。組織の腫れが進むと神経を圧迫し、痛みやしびれ、麻痺などが現れることもあります。軽度の打撲ならば、しばらく安静に生活することで回復しますが、実際、痛みがそれほどなかったり、見た目も変形していなくても、骨折していたり、靭帯が損傷・断裂していることもありので、まずは早めに受診をお勧めいたします。
患部の一時的な処置や治癒としてはテーピングやギプス固定を行い、関節の動きを制御し、関節にかかる負担を軽減します。保存加療の場合はその後適切なリハビリ加療も行なっていきます。
なお、手術が必要と思われる患者さんには、希望に応じて専門の病院をご紹介いたします。
リハビリテーション科
心身の機能や構造に障害が生じ、生活に支障をきたした状態を改善しようとする取り組みをリハビリテーションと呼びます。当院のリハビリテーションでは、運動機能の障害をもった方が元の生活を取り戻すための訓練・治療を行います。それぞれの理学療法士・作業療法士が医師と相談しながら物理療法・運動療法を組み合わせ、一人ひとりに合ったオーダーメイドのリハビリテーションを行っていきます。
対象の症状
このようなお悩みの方はご相談ください。
- 肩や首が痛い
- 腕があがらなくなった
- 指の曲げ伸ばしが難しい
- 腰や臀部が痛い
- 脚のしびれがある
- 足腰の弱さ、体力の衰えを感じている
- 痛みのため減量を勧められたが運動ができない
- 手術後のリハビリを継続したい
- 運動をしていて痛みがある
※診察後のリハビリとなるため
当院でのリハビリテーションについて
理学療法士・作業療法士によるリハビリ
痛みや動かしにくさ、症状にあわせた効果的なリハビリを提供することを目標に、医師と療法士が連携しながら個別プログラムを作成します。
理学療法士・作業療法士の特性を活かし、 症状に合わせ運動療法や物理療法を組み合わせながらオーダーメイドのリハビリを 提供していきます。
理学療法士とは
理学療法士とは、ケガや病気などで身体に障害のある人や障害の発生が予測される人に対して、基本動作能力の回復や維持、および障害の悪化の予防を目的に、運動療法や物理療法などを用いて、自立した日常生活が送れるよう支援する リハビリテーション専門職です。
作業療法士とは
作業療法士とは 、食事や入浴といったセルフケア 、 家事や仕事、趣味や地域活動など日常生活にかかわる「作業」が病気やケガにより困難になった場合に、能力や機能の改善を支援するためのリハビリテーション専門職です。
物理療法機器の紹介
干渉電流型低周波治療器(フィジオ5D)
※大谷翔平選手も痛みの改善のために使用しています。
https://www.sakaimed.co.jp/rehabilitation/physio-therapy/electric_current/physio5d/
圧力波治療器(拡散型ショックウェーブ)
https://www.sakaimed.co.jp/rehabilitation/physio-therapy/pressure_wave/physioshockmaster/
スポーツ整形外科
当院ではスポーツによって障害やケガを負われた方の治療を小児からプロアスリートまで幅広くカバーしています。ケガをした部位の治療を行うだけでなく、再発予防などの対策にも取り組んでいます。例えば運動中に捻挫をしたケースの場合、十分なストレッチや筋力強化を行い、運動時の適切な身体の動かし方をマスターできるよう助言します。実際にケガをしてしまった方だけでなく、今後のケガの予防やパフォーマンス向上を目指している方もお気軽にご相談ください。
よくあるスポーツ外傷・スポーツ障害
スポーツ外傷
- ・突き指・骨折・打撲・脱臼・捻挫
- ・切り傷(擦過傷)
- ・靭帯損傷・靭帯断裂、腱断裂
- ・肉離れ
スポーツ障害
- ・野球肩・野球肘
- ・テニス肘・ゴルフ肘
- ・ランナー膝・ジャンパー膝
- ・アキレス腱炎
- ・疲労骨折
骨粗鬆症
骨粗鬆症とは、骨の量が減少したり、質が低下する病気です。「骨折の予防」と「寝たきり」を防ぐことが骨粗鬆症の大切な目標です。そのためにも早期の検査・診断治療が必要です。
骨粗しょう症と診断するには
- 骨密度検査
当院では骨密度を測定する骨密度測定測定装置を導入しており、腰椎と大腿骨の骨密度を測定し、検査当日に結果を知ることができます。骨粗鬆症のガイドラインでも推奨されておりますが、正確な骨密度を評価するには腰椎と大腿骨の骨密度が重要になります。健康診断などで簡易的な検査にて骨密度の低下を指摘された場合は当院で再度精査し、薬物療法・食生活の指導・運動療法を行なっていきます。 - 採血検査
定期的に採血検査を行い、「骨を作る能力」
と「骨を壊す能力」を確認して薬の種類を調整します。薬の種類によってはカルシウムの値が低くなったり、腎臓の機能が低いと使えない薬もあるため、適切な治療薬を選び、効果判定の為に行います。
検査・治療はいつから開始したら良いのか
女性の方は40歳を超えたら、男性の方は50歳を超えたら1年に1回は骨密度の検査を行い、自身の骨密度を把握しておくことが重要です。
また、「大腿骨近位部骨折」や「胸腰椎圧迫骨折」を受傷した方は骨粗鬆症治療を開始すべきと言われております。現在、治療を行なっていない方は一度ご相談下さい。
骨粗しょう症の治療について
骨粗鬆症では、薬による治療が中心となります。骨密度検査の結果、薬物療法が必要と判断した場合は患者さんと相談の上、適切な薬を提案させていただきます。現在、骨粗鬆症の治療薬として様々なものが開発されており、生活背景や検査結果を考慮し決めていきます。薬以外では生活習慣の改善や定期的な運動も大事になっていきます。
リウマチ
関節リウマチは、症状や変形が目立たない初期に関節破壊が最も進むことが解ってきました。つまり、いかに早期に診断し、治療を開始するかで将来が決まってしまうといっても過言ではありません。
キードラッグとされるメトトレキセートは以前よりも多くの量が投与可能となり、生物学的製剤やJAK阻害薬の登場も、今までの薬物では考えられなかった関節破壊の進行を大きく抑えることが明らかになっています。現在では、寛解(症状がなく、リウマチが完全に抑えられている状態)はもちろんのもとこと、疾患自体の治癒まで視野に入れるまでになっています。早期診断・治療が重要ですので、気になる方はまずはご相談下さい。
本来なら外からの細菌やウイルスなどを攻撃するはずの免疫が暴走し、自分自身の体を攻撃してしまい手足や全身の関節が痛んだり、腫れてきたりする病気です。骨の破壊も起こり、放っておくと急速に進行することもあります。また最近は突然死の原因とも言われており、早期治療が推奨されています。
当院は東京女子医科大学病院リウマチ痛風センターと提携し、専門的な治療を行っております。
リウマチを疑う症状
- 朝方に手指の関節がこわばる
- あちこちの関節が痛む
- 手足のしびれや痛みがある
- 関節が変形している
リウマチの治療
残念ながら現時点では完治する病気ではありません。
しかし進行を抑えるために内服薬や注射薬などがあり、これらを適切に利用することで進行に大きな差が生まれるといわれています。また変形が重度の場合は、手術を行うこともあります。その場合は適切なタイミングで大学病院に紹介することが可能です。
自費診療
ゼオスキンは高い効果が期待できる医療機関専売品であることからドラッグストアやデパートな どで購入はできません。
当院では商品代のみで購入可能です。
診察料・カウンセリング料はいただいておりません。
ゼオスキン全アイテム取り扱っておりますので、お悩みに応じてカスタマイズが可能です。
交通事故・労災
当院では交通事故後の痛みの治療も行っています。事故直後に症状がなくても実際には何らかの損傷を受けているケースもあります。また症状が慢性化する恐れもあり、早期治療が大切です。交通事故に遭われた際は、まず精密検査を受けることをお勧めします。
交通事故の治療の前に知っておきたいこと
- 自賠責保険適応で自己負担は0円です。
自賠責保険を利用することで、自己負担なしで治療が可能です。さらに通院にかかる交通費や休業補償などの保証もあります。休業補償は主婦も対象です。定期的に通院することで、しっかり治療し、痛みのない生活に戻れるようにしましょう。 - 通院回数に応じて1日4,200円程度の慰謝料が支払われます。
慰謝料は通院することで発生します。慰謝料の計算方法については、通院日数などが影響してきます。
労災保険は、労働者災害補償保険法(労災保険法)という法律に基づく制度であり、仕事中や通勤中のケガや病気については、必要な治療や保険給付を受けることができます。
当院は労災保険指定医療機関に指定されており、仕事中や通勤中の災害による療養の給付を受けることができます。
受付クリニック
各クリニック・事業所の概要や訪問エリアの詳細をご確認いただけます。
お問い合わせはお電話またはWebから承っております。各クリニック・事業所まで直接お問い合せください。
- 住所
- 〒120-0006 東京都足立区谷中2-7-2 3階